シーゲルの独り言☆パート2

こちらはパート2です~

相模の小太郎 はじめに(主な登場人物の紹介) 【シーゲルの歴史小説】

相模の小太郎 -蒼き疾風外伝- はじめに(主な登場人物の紹介)  【シーゲルの歴史小説
 
 
 
※この物語はフィクションです。
 
 
 
「シーゲルの歴史小説」…
「蒼き疾風」シリーズの「外伝」である本作…
 
「相模の小太郎」は…
 
小泉小太郎の少年時代を描いた…
歴史小説です!!
 
「初恋」シリーズのような…
少年時代の「初恋」のエピソードを中心にした…
歴史&初恋(恋愛)の青春小説です!!
 
お楽しみに!!
 
 
 
 
 
【主な登場人物(小太郎の幼なじみ)】(※架空の登場人物)


・相模の小太郎(浜中の小太郎)(さがみの・こたろう(はまなかの・こたろう)) 

 小田原の漁師の長男で、物語の主人公。のちの「小泉小太郎」。
 山本勘助と出合ったことで、その人生に新たな道が開かれていく。
 小田原では「浜中の小太郎」と呼ばれている。
 
 
・加賀屋静江(かがや・しずえ)
 
 小田原の豪商「加賀屋」の娘。
 小太郎が憧れる「初恋の人」。
 
 
・加賀屋六郎兵衛(かがや・ろくろうべえい)
 
 小田原の豪商「加賀屋」の主で、「静江」の「父親」。
 娘「静江」が「孫」のように見えるくらい歳の離れた
 白髪交じりの初老の父親。
 
 
・お糸(おいと)
 
 加賀屋の奉公人で、加賀屋静江の侍女
 何かと口うるさい性格
 
 
・正五郎(しょうごろう)
 
 加賀屋静江の護衛役で武術の達人。
 加賀屋に奉公する前は名家の武士の末子だったが…
 兄弟の家督争いに巻き込まれぬようにと…
 父に武士をやめさせられて加賀屋に奉公に出された経歴を持つ。
 
 
・唐島甲四郎(からしま・こうしろう)
 
 北条家重臣「松田家」の家臣「唐島家」の跡取り息子。
 「唐島」家は、小太郎が住んでいる「浜中」地区の隣にある
 「南浜」地区の水軍を束ねる長。
 長の息子であることを良いことに、何かと小太郎たちに意地悪をする。
 
 
・坂田馬之助(さかた・うまのすけ)
 
 「唐島甲四郎」とつるんで、小太郎たちに意地悪をする
 「唐島家」の御用商人「坂田屋」の息子。
 
 
・いつ姫(いつひめ)
 
 「いつ姫」と呼ばれているが…正しくは「姫」では無い…
 やくざまがいの遊郭で働いた「遊女」で…
 「唐島甲四郎」の親と、唐島家の御用商人「坂田屋」に頼み込んで…
 大金を払って身請けした「「唐島甲四郎の愛人」。
  幼い頃に親に売られて…「遊女」となったためだろうか?
 美しい顔立ちでも…視線は冷たく…ぞくっとするような不思議な魅力の女性だが…
 その性格はすさんでいて…暴力的で残酷な一面がある。
 同じような境遇で遊郭に売られた「いつ姫」の「5人の用心棒」たちがいるが…
 「いつ姫」と「彼ら」は…実の兄弟のように思っている間柄である。
 
 
・安本源三郎(やすもと・げんざぶろう)
 
 小太郎の親友で、漁師仲間。
 亡くなった源三郎の父「安本源次郎」は、
 里見氏が鎌倉に攻め入った時に活躍した
 北条・小田原水軍の伝説的な勇士だった。


・浜中の勇次郎(はまなかの・ゆうじろう)

 小太郎の一つ下の義理の弟で無口な性格
 小太郎の母が若くして亡くなったため父が再婚した
 義理母の連れ子。
 小太郎の実家の漁師をこの勇次郎に継がせようと…
 小太郎は自ら実家を離れて独立している。
 

・浜中の竜太郎(はまなかの・りゅうたろう)

 可愛いわんぱくさかりの7つ下の末の義理の弟で、義理母の連れ子
 「竜の子太郎」とも呼ばれている。


・かしらの重三郎(かしらの・じゅざぶろう)

 百姓の三男で、小太郎の相棒的存在。何事にも使える男。
 「自分は百姓だから…」と…いつも控えめなのだが…
 小太郎らの「影のリーダー」的存在で、
 小太郎を影で支える「もう一人のリーダー」
 

・かしこの正佐(かしこの・しょうざ)

 「小太郎」の住んでいる「浜中」地区の漁師や百姓達を束ねる「長」の長男でもあるが、
 騒がしく、おっちょこちょいなどの、少々不安定な性格のため、
 父に認められず、廃嫡されて跡目を弟に取られてしまったが、
 父譲りな算用などの事務が得意である。


・風間の矢五(ふうまの・やご)

 親や兄貴は、北条家の忍び「風魔党」の下働きで
 「間者」などをしている末息子の「矢五」。
 無口で冷静沈着、忍びの教育も受けているため、
 聴覚が優れ、人並み以上の脚力と俊敏性を持っている俊足。


・風間の市(ふうまの・いち)

 捨てられていたみなしごを、「風間の矢五」の父が拾って育てた養女。
 「矢五」同様、女忍として教育を受けている。


・鈴木甚兵衛(すずき・じんべい)

 父が浜中地域の役人で、足軽小頭も勤める鎌倉武士の名家の次男坊。
 武士としての作法はもちろん、知恵者で物知り、学識もある。
 鎌倉武士らしく流鏑馬が得意で、馬術と弓に精通しているが…
 細面で控えめ、少々気が弱い性格なため…
 武士というより…役人や学者、寺小屋の先生のような風貌。
 次男で家督を継げぬため…小太郎らとともに漁師の仕事をしている。


・鈴木幸子(すずき・ゆきこ)

 鈴木甚兵衛の妹。その美しい容貌から、小太郎たちは「幸子姫」と読んでいる。
 細面で気が弱い兄の甚兵衛とは異なり…りりしい武士の娘。


・大浜の鮫(おおはまの・さめ)
 
 早くから親を亡くしたが、独りで漁師をして暮らしているが、
 戦時には、自らのぞんで槍働きもする。人並みはずれた暴れん坊。
 長身で大柄、力持ちな風貌から「今弁慶」などとあだ名され恐れられているが、
 面倒見が良く、根は優しい。


・大浜の舟(おおはまの・ふね)

 大浜の鮫のいとこ兄弟で、早くから両親を海で亡くした、
 元気で明るく男勝りな漁師の一人娘。
 同じみなしごの境遇でいとこ「鮫」が、「実の妹」として「舟」を面倒を見てきた。
 
 
・干物屋の鯵太郎(ひものやの・あじたろう)
 
 干物屋の息子で…本名は「太郎」と言うのだが…
 目を大きく見開くクセがあり…その表情が…
 どこか、アジの開きのアジに似ている顔をしているので…
 あだ名で「アジ(鯵)太郎」と呼ばれている。
 干物を作らせれば…優秀な職人なのだが…
 極端な人見知りの対人恐怖症で、友人が一人も出来ない性格だったため…
 実家の干物屋の跡取りになれず、干物職人の一人として店で働いている。
 15歳も年下の小太郎と知り合い…ようやく友人が出来たのが…
 アジ太郎の方が…年下ような「子供のような」甘えた話し方をする…。
 
 
・名無しの猪太郎(ななしの・いたろう)
 
 孤児で、子供の頃から一人で山中で暮らしてきたためか…
 言葉をほとんど知らず…どもりながら話すため…人とまともに会話が出来ない…
 そのため、人々から「名無しの猪太郎」と呼ばれている。
 まるで「野生の猪」や獣のように…山中を駆け回る 「野生児」そのもので…
 獣のような身体能力と、鋭い嗅覚と直感があり…
 夜目も、遠目も利く、忍術を知らない忍者のような男だ。
 普段は、自分で作った半弓や石投げで山で猟をして暮らしている。
 川や海での泳ぎや漁も得意で、時々、山を下りてきて自作した銛などで魚をとっていくが…
 料理方法を知らなかったり…米や野菜などの作物、塩や味噌などの人工的な食料、
 着物や鋳物などの人工的な雑貨を求めて…町に盗みに入ることがあり…
 町人に嫌われている…
 町人が猪太郎を見ると…大体の者は、猪太郎を恐れて逃げ隠れるが…
 逆に猪太郎を懲らしめてやろうと暴力をふるってきてケンカになることもあり…
 「村八分」のように…完全に孤立していたが…小太郎と出会い、小太郎らとだけ親しくなる。
 
 
・梅山和尚(ばいさんおしょう)
 
 梅山寺の住職。小太郎らの相談役となってくれる小さなお寺の和尚さま。


・はまや才助(はまや・さいすけ)

 小田原で手広く商いを営む「はまや」の末息子。
 実家を出て、小太郎の商いを仕切るリーダー的存在になる。
 
 
・はまや大五郎(はまや・だいごろう)
 
 小田原で手広く商いを営む「はまや」の主。
 末息子「才助」の父親。



・おゆり

 「はまや」で奉公してる町娘。小太郎に片思いをしている。
 
 
・小一郎、小二郎、小三郎、小四郎、小五郎、
 小梅、小春、小夏
 
 小太郎と同居している身寄りの無い子供たち、
 それぞれ別の名前があったのだが…
 小太郎と同居するにあたり…
 兄弟の絆を固める意味で…
 小太郎と同じ「小」の文字をつけ…
 年の上の順に、名をつけている。
 
 小一郎(10歳)、小二郎(8歳)、小春(6歳)の3人は実の兄弟。
 小三郎(7歳)、小四郎(7歳)、小五郎(6歳)、
 小梅(8歳)、小夏(5歳)



【主な登場人物(歴史上の人物)】

山本勘助(やまもと・かんすけ)

 今川家や北条家に仕官を求めて、間者や使者などをしていたが、
 小田原で「小太郎」出会う。
 その後、甲斐の武田晴信(信玄)の採用されて武田家の軍師となり、
 小太郎とその仲間を配下に置く。


北条氏康(ほうじょう・うじやす)

 相模・北条家の三代目当主。北条早雲の孫。通称:新九郎
 
 
北条綱成(ほうじょう・つなしげ)
 
 北条氏康の義理の弟…「福島綱成」。通称:孫九郎
 「地黄八幡」と呼ばれる闘将

 
・風魔の小太郎(風間の小太郎)(ふうまのこたろう/かざまのこたろう)
 
 相模・北条家に仕える「風魔党」という「乱波(らっぱ:忍者)集団」の頭目
 四代目「風魔の小太郎」。
 代々、「風魔党」の後継者は…「風魔の小太郎」を名乗っている
  風祭に近い風間谷にその本拠を置くため…普段は「風間の小太郎」と呼ばれている
 北条氏康の影の軍師的な存在である
 
 
・二曲輪猪助(にのくるわ・いのすけ)
 
 「風魔党(北条の忍び)」の頭目風魔小太郎」の配下…
 長距離走が得意な「韋駄天」で、精神力も強い
 
  
 
 
 
※この物語はフィクションです。