初恋 アウトサイド 第2話 恋のはじまり?
初恋 アウトサイド 第2話 恋のはじまり?
この物語はフィクションです~
暇つぶしに遊びで書いてますので~そこんとこヨロシクです~
※初めに…
「初恋 アウトサイド」とは…
主人公「三浦信之」を…
女性側から見たショートストーリーです~
【今回のストーリーのイメージBGM曲はコレ~】
宜しかったら聞きながら読んでみて下さい~
↓↓ ↓↓
AOA - 짧은 치마 (Miniskirt) M/V
私は…「竹本ゆきな」…
今夜は私たちの歓迎会…
もしかしたら…信之さんとお話出来るかも?w
楽しみ…w
仕事が終わって…職場の皆と歓迎会の会場へ…
駅前の大きなビルに入っている洋風居酒屋の一室を借り切って行われる
今の職場は30人以上いるので…
会場は…長いテーブルが2列に縦長に並べられている…
立食じゃないので…席に座ったら他の人とは話せないかな…
ちょっと残念…
今回、歓迎されるのは…
異動してきたワタシと、3名の新入社員女性、中途採用の男性社員が2名…
その歓迎される社員だけが…最前列にあるテーブルに集めて座らされて…
支店長や部長と一緒に…あとは皆、自由に席に着いた…
私は2コ下の新入社員アケミの隣の席に…
アケミは私とは違う部署の配属だが…
一緒に配属された仲間の中では一番気が合う…
なので…最近は良く話し合う…職場で一番の女友達だ…
「ゆきなさん~どーすか?ちょっと緊張しますねー」(アケミ)
アケミは変な敬語を使う…まだ学生気分が抜けてない…
ちょっと雑な性格の子w でも憎めない性格で皆に慕われている…
ちらちらっと周りを見ながら信之さんを探してみると…
私の右斜め前…少し離れたところに座っている…w
いよいよ…飲み会が始まった…w
乾杯のあと…私たちは簡単な自己紹介して…
席に着いて料理を食べていると…
役職の上司が…私を呼んで…お酌をしろと…
ありきたりな世間話を聞かされてから…席に戻ると…
今度は…男社員が私たちのところにお酌に来た…
「ゆきなちゃん~アケミちゃん~w」(男性社員)
ここはキャバクラじゃねーんだ…って言いたくなるが…
悪い人たちじゃ無いので…笑顔で対応…
あれこれ聞いてくる…ちょっとウザイ…
そーいうのが…顔に出たのか…?
だんだん私をそっちのけで…アケミの方に…
アケミはノリが良い子なので…一緒にガハガハ笑って盛り上がっている…
そーいうの…今の私には無理かな…
そんな時…ふと気になって…信之さんの方を見てみると…
信之さんは数人の同僚に囲まれて…何か話をしながらゆっくりとお酒を飲んでいる…
(いいなー…信之さん…)
そう思って…よく見ると…信之さんを囲む同僚の中に…一人の女性の姿が…
(あっ!!誰!あの女!…)
その女は…信之さんの同じ部署の女性で…たしか…ミナエとか言ったかな…
信之さんの真正面に座って…真っ直ぐに信之さんを見つめて…
いい顔して…微笑みを振りまいてる…
(あれは…信之さんにとりつこうとしている…)
女の感ってヤツね…すぐにわかるわ…
と思っていたら…
私の目の前に座っていた…中途採用の年上の新入社員…「道重ユタカ」が…
「ゆきなさんは…信之さんのことが…気になるんですね…」(道重ユタカ)
と言って…寂しそうに笑った…
「えっ…」(ゆきな)
なんかはっきりとしない…やぼったい感じの「道重ユタカ」が…
一人寂しそうに私の前に座って飲んでいた…
私はそんな道重のことをすっかりと忘れていた…
「ゆきなさんは…信之さんのことが…好きなんですか?…」(道重ユタカ)
「えっ…いや…」(ゆきな)
「ミナエさんも…信之さんのことが…気になるみたいですね…」(道重)
「……」(ゆきな)
「僕は…ミナエさんのこと…いいなって思ってたんですよ…
ちょっと…ショックだったなぁ…」(道重)
道重はそう言うと…コップに入ったお酒をゴクっと一口…
「でも…ゆきなさんも…いいなって…思ってるんですよね…」(道重)
「えっ!!…」(ゆきえ)
そう言って「道重ユタカ」は…それっきり黙り込んでしまった…
単なる会社の…新入社員の歓迎飲み会…
でも…その飲み会は…
新たな出会いと…恋の始まりの場となっていた…
自分たちの思いとは別に…
予想外の方向に…恋は進んでいく…
つづく