シーゲルの独り言☆パート2

こちらはパート2です~

初恋another 第11話   【シーゲルの恋愛青春小説】 もう一つの「初恋3」(共学高校編)

初恋another(初恋アナザー) 第11話 
 【シーゲルの恋愛青春小説】 もう一つの「初恋3」(共学高校編)



※この物語はフィクションです。
 (80年代前半を時代背景にした物語です)
 

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【このシリーズのイメージ曲♪(その1)】
ボニー・タイラーBonnie Tyler/ヒーローHolding Out for a Hero
 
 

 【このシリーズのイメージ曲♪(その2)】
 岩崎良美 君がいなければ 


 
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僕は…三浦信之…

ヒガシ高(東浜高校)ラグビー部の1年生…


今度の日曜日…いよいよ春の新人戦が始まる…

我がヒガシ高(東浜高校)ラグビー部の一回戦の相手は…
同じ都立(公立)高校の…三田村高校のラグビー部…


「キャプテン~三田村(高校)って…強いんですか??」(マルちゃん)

「三田村高校は…
 毎年…一回戦を勝てるか…勝てないかの…
 同じ都立(公立)高校の弱小チームだよ…(笑)」(ラグビー部キャプテン土屋巧)

「マジすか?じゃ~楽勝じゃないすか~(笑)」(マルちゃん)

「楽勝~楽勝~(笑)」(石川)

「何言ってんだよ…
 俺たちヒガシ高と…大して変わらないじゃないか…(苦笑)」(キャプテン土屋)

「そーすかね?オレらの方が絶対強いような気がするんですけど~(笑)」(マルちゃん)

「オレらの方が強い~(笑)」(石川)

「おい!おい!どっからそんな自信が出てくるんだよ!
 俺たちは…この前のキタ高との練習試合で負けたばかりだぞ…
 それもやっと1トライ獲っただけの完敗じゃないか…(苦笑)」(キャプテン土屋)

「でも…キタ高は…けっこう強い方のチームなんですから…
 同じレベルのチームだったら…オレたちの方が強い気がするな~(笑)」(ヤス)

「ああ~オレたちの方が強い気がするよ~(笑)」(太っちょ山崎)

「おお~いいぞ~一年軍団~(笑)
 その意気よ~三田村(高校)に~絶対勝つのよ~(喜)」(マネージャー山口加代子)

「おお~絶対勝つ~(笑)」(マルちゃん、石川、ヤス、太っちょ山崎)


「まったく…今年の1年は…自信だけは一人前なんだからなぁ…(笑)」(キャプテン土屋)

「(小声で皆に聞こえないように)
 キャプテン…実際のところはどうですか?勝てそうですかね?」(僕:三浦信之)

「(小声で…信之だけに聞こえるように)
 それは…やってみなければ…わからないけど…
 でも今年のチームは…お前たち一年が入ってくれたので…
 昨年のチームよりは…期待出来ると思うし…
 オレ自身も…三田村高相手だったら十分期待が持てると思っているよ…(笑)」(キャプテン土屋)

「(小声で…)そうですか?(笑顔)」(信之)

「ああ~(笑)」(キャプテン)

微笑み会う「僕とキャプテン」の「小声の会話」の中に…
マネージャー山口加代子が入ってきて…

「たしかに…今年のチームは…
 キミたち一年が入ってくれたおかげで…良いチームになると思うわ…
 でも相手に勝つには…もっともっと練習や試合を経験しなきゃダメよ…(笑顔)」(マネージャー山口加代子)

「はい!」(僕:信之)

「BK(バックス)は良い…
 あとは…FW(フォワード)が問題だな…(困)」(キャプテン土屋)

「そうね…BK(バックス)は…
 スタンド(司令塔10番)に「キャプテン」スクラムハーフに「ノブくん」…
 スピードのある「ヤスくん」に…元バスケ部コンビの「マルくんと石川くん」…

 だけど…FW(フォワード)の期待出来る選手は…
 ナンバーエイトの「(太っちょ)山崎クン」だけだからねぇ…(困)」(マネージャー山口加代子)

「うーん…特に2年のヤツラは…お前たち1年と違って…
 大人しくて…気が小さくて…
 どこか…ヤル気を感じられないところがあるからなぁ…(困)」(キャプテン土屋)

「うん…たしかにね…(困)」(マネージャー山口加代子)

「キャプテン…その心配は無いですよ…(笑顔)
 ほら~あれを見て下さい~(笑顔)」(僕:信之)

そう言って信之が指を刺すと…
そこには…FWとBKに分かれて自主練習をする部員たちの姿があった…

そして…その自主練習を…中心になって引っ張っていたのが…
FWは…「太っちょ山崎」…、
BKは…「マルちゃん」だった…

「あの二人が…このチームの「ウラ番」です…(笑)」(僕:信之)

「さすがは…〇中の元不良たちだな…(笑)
 上級生相手にして…もう仕切っちゃってるのか?(笑)」(キャプテン土屋)

「あの二人は…バイスキャプテン(副キャプテン)向きだわ…(笑)」(マネージャー山口加代子)

「そうだな…いっそのこと…
 あの二人をバイスキャプテン(副キャプテン)にしてしまおう~(笑)」(キャプテン土屋)

「いい考えだと思うわ~(笑)」(マネージャー山口加代子)

「良し~そうしよう~(笑)
 ノブユキ…もちろんオマエにもやってもらうぞ…
 HB(ハーフ団)のバイスキャプテン(副キャプテン)を~(笑)」(キャプテン土屋)


こうして…入部してまだ2週間くらいの僕ら1年から…
土屋キャプテンを補佐するための…
ポジション別に別れた…バイスキャプテン(副キャプテン)が新たに任命された…

FWのポジションリーダーとして「太っちょ山崎」、
HB(ハーフ団)のポジションリーダーとして「僕:信之」、
BKのポジションリーダーとして「マルちゃん」が…
バイスキャプテン(副キャプテン)に任命された…

これによって…チームの強化にプラスの効果が出るのだが…
それは…しっかりとしたチームキャプテン
3年生の土屋キャプテンがいたからこそ出来たことであって…

将来、3年生の土屋キャプテンが引退した後に…
大きな摩擦となって…
僕ら1年と…2年生の間に…大問題が起こるだが…
それは…まだ先のお話…

そして日曜日…
三田村高校との新人戦1回戦が始まる…


(つづく)