初恋1.5 第4話 憎いあんちくしょう -ケンカ1- 【シーゲルの青春小説】 中学生時代編(前編)
初恋1.5 第4話 憎いあんちくしょう -ケンカ1- 【シーゲルの青春小説】 中学生時代編(前編)
※この物語はフィクションです。
※この物語はフィクションです。
(80年代前半を時代背景にした物語です)
【この回のイメージ曲♪(その1)】
↓↓
僕は…三浦信之…中学2年生…。
「太っちょ」の問題から…
その後の僕の中学1年の時の話だけど…
中学時代の僕だったけど…
野球部に入って毎日練習に出て…
健全な生活を送っていても…
その小学生時代に受けた…
その小学生時代に受けた…
「心の傷」は癒されず…
小学生時代の笑顔は消え…
いつも…思い悩んでいるよーな…
物思いにふけっているよーな…
そんな表情をすることが多かったようです…。
いつも…思い悩んでいるよーな…
物思いにふけっているよーな…
そんな表情をすることが多かったようです…。
そんな「心の傷」を持った…
中学1年生の僕は…
野球部の練習で鍛えた健全な肉体に…
「トラウマ」に病んだ…「傷ついた心」を持つ…
いつも悲しい顔をしているよーに見える…
「心と体」が「アンバランス」な状態の…
「トラウマ」に病んだ…「傷ついた心」を持つ…
いつも悲しい顔をしているよーに見える…
「心と体」が「アンバランス」な状態の…
不安定な中学生だった…
ある友人が…
そんな当時の中学生時代の僕をこんな言葉で表現する…。
「あの頃のノブくんは…
ある友人が…
そんな当時の中学生時代の僕をこんな言葉で表現する…。
「あの頃のノブくんは…
よく黙って考えた後に、言葉を口にするよーな感じの人だった…」
昔は、無口で…??人の話を良く聞いて…??冷静に話す??
そんなクールな印象だったのだろうか??
とにかく…自己主張が強く??笑いもとれる?よーになった…??
大人になtった今の自分とは違うらしい…(笑)
話は中1の頃に戻るが…
昔は、無口で…??人の話を良く聞いて…??冷静に話す??
そんなクールな印象だったのだろうか??
とにかく…自己主張が強く??笑いもとれる?よーになった…??
大人になtった今の自分とは違うらしい…(笑)
話は中1の頃に戻るが…
少数派側であった僕のそんな態度が…
気に食わないのか…??
それとも…からかいたいのか…??
小バカにしたり、ちょっかいを出してくる…
中学になってからの新しい友人が出来た…。
小学校の時の僕は…
気に食わないのか…??
それとも…からかいたいのか…??
小バカにしたり、ちょっかいを出してくる…
中学になってからの新しい友人が出来た…。
小学校の時の僕は…
機会さえあれば…
誰とでも友達になったし…
仲良しこよしの感じの良い環境だったから…
こーいう中学での新しい「友人?」の行動は…
仲良しこよしの感じの良い環境だったから…
こーいう中学での新しい「友人?」の行動は…
当時の僕には…良く理解出来なかった…。
彼にとっては…
それほど「悪気があったことではない…」のかも知れない…
今の「お笑いの人」みたいに…
「ボケとツッコミ」の…
「ツッコミ」役のようなものだったかも知れない…
ただ…
彼にとっては…
それほど「悪気があったことではない…」のかも知れない…
今の「お笑いの人」みたいに…
「ボケとツッコミ」の…
「ツッコミ」役のようなものだったかも知れない…
ただ…
仲良しこよしの小学校の環境で育った僕だから…
彼の…
彼の…
「軽い気持ち」で…
人を気付けたりバカにする…
「おふざけ」が…
僕には…そのたびに…自尊心を傷付けられるようで…
いちいち気になるモノだった…。
度重なる…彼の心無い「ツッコミ」に…
物思いにふけっているよーな…
僕には…そのたびに…自尊心を傷付けられるようで…
いちいち気になるモノだった…。
度重なる…彼の心無い「ツッコミ」に…
物思いにふけっているよーな…
「トラウマ中」の物静かな僕も…
だんだん、イライラするよーになってきた…
すると…
だんだん、イライラするよーになってきた…
すると…
最高~!
おい…ノブユキ…
おい…ノブユキ…
オマエ…そこまで言われて…
カス野郎だ…
イモ野郎だ…
タコ野郎だ…(バカにした笑)」(僕をからかう友人)
「……(シカト)」(僕:信之)
「おい…おい…黙っているから…
そこまで言われるんだぜ…
少しは言い返してやった方が…
「おい…おい…黙っているから…
そこまで言われるんだぜ…
少しは言い返してやった方が…
いつもの「おふざけのツッコミ」だって…
そー解っていたから…
そー解っていたから…
正直、相手にする気は無かったし…
そんなこと、子供同士の頃は良くやったことでしょ…
本当の友達なら…本気で怒って言い返すけど…
こんなヤツ…今じゃ…友達とは思ってないから…
本気になる方がバカげてる…シカトでしょ…シカト…。
しかし…
本気になる方がバカげてる…シカトでしょ…シカト…。
しかし…
「僕をからかう友人」が…とっさにつけた「あだ名」…
「カス野郎」とか…
「カス野郎」とか…
「イモ野郎」とか…
「タコ野郎」とかが…
「太っちょ」なんかの…
「太っちょ」なんかの…
多数派の多くのクラスメイトが…
僕をバカにする言い時の…
ヤツラの共通のニックネームとして…
僕をバカにする言い時の…
ヤツラの共通のニックネームとして…
「イモノブ野郎」って…
僕のこをと…呼ぶよーになってきた…
もちろん、小バカにするときのおふざけの一環で…
面白がって言っているだけに過ぎなかったのだが…
もちろん、小バカにするときのおふざけの一環で…
面白がって言っているだけに過ぎなかったのだが…
隣の席に座る…クラスメイトの女の子たちまで…
「ふふふ…イモノブだって…(笑)」(クラスメイトの女子)
「カワイイじゃん…(笑)」、「面白いじゃん…(笑)」って感じで…
クスクス笑いながら…
面白がって…僕のことを…
「カワイイじゃん…(笑)」、「面白いじゃん…(笑)」って感じで…
クスクス笑いながら…
面白がって…僕のことを…
「イモノブ」って言うようになってきて…
いつの間にか…
いつの間にか…
クラス全体で共通した…
僕のニックネームになってしまった…
それも…僕をバカにする時の…
僕は…だんだん、彼に腹が立ってきた…。
それまでの…僕は…
人を本気で憎んだことも…
人を本気で憎んでのケンカなんて…
僕は…だんだん、彼に腹が立ってきた…。
それまでの…僕は…
人を本気で憎んだことも…
人を本気で憎んでのケンカなんて…
一度もしたことは無かった…
でも…
でも…
初めて…本気で…憎ったらしいというか…
キレそうになる…怒りを覚えた…
もちろん、僕は…
キレそうになる…怒りを覚えた…
もちろん、僕は…
今までケンカを「一度もしたことが無い…」ってワケじゃないけど…
それはちょっとした行き違いだし…
それはちょっとした行き違いだし…
一時的に感情的になっただけの…
友達同士の…
友達同士の…
単なる口ケンカの延長みたいなモノだから…
本気でケンカするワケじゃないし…
本気で殴るつもりはないし…
憎くてケンカしたわけでもない…
スグに仲直りする間柄の…
本気でケンカするワケじゃないし…
本気で殴るつもりはないし…
憎くてケンカしたわけでもない…
スグに仲直りする間柄の…
友達同士の「ケンカ」だった…
しかし…
しかし…
この時は違った…
初めて…人を…本気で…
「憎らしい…(怒)」
「許せない…(怒)」
初めて…人を…本気で…
「憎らしい…(怒)」
「許せない…(怒)」
「ぶっとばしてやる…(怒)」
って…
って…
悪い感情を持った…
初めての経験だった…。
「やーい…やーい…
イモノブ野郎~
「やーい…やーい…
イモノブ野郎~
何とか言ってみろ…はははは~(笑)」(僕をからかう友人)
次の瞬間…
僕の頭の中で…
次の瞬間…
僕の頭の中で…
何かがブチって切れた感じがして…
カッとなって…
「僕をからかう友人」を…
夢中で…叩きのめしていた…
ホント…
カッとなって…
「僕をからかう友人」を…
夢中で…叩きのめしていた…
ホント…
感情的になって…ブチキレて…
気が付くと…殴っていた感じだった…
僕は…
僕は…
ハッとなって…殴るのをやめると…
「僕をからかう友人」は…
顔を殴られて口の中を切ったのか…
口を押さえて…
顔を殴られて口の中を切ったのか…
口を押さえて…
痛そうに…教室の床に寝転がっている…
まわりにいたクラスメイトたちは…
僕らのケンカに…
まわりにいたクラスメイトたちは…
僕らのケンカに…
興奮したのか…
イェイ~って感じで大声を出して盛り上っている…
まるで…
イェイ~って感じで大声を出して盛り上っている…
まるで…
良くやった!良くやったぞ~!!(大興奮)」と…
最高の笑顔で…僕を褒め称えている…
そして彼は…
最高の笑顔で…僕を褒め称えている…
そして彼は…
僕の右手を上げて…
勝者のポーズまでとってくれた…
「イエ~エ~~イ~!!(大興奮)」(クラスメイトたち)
「イ~モ~ノブ!!
ほれ!
イ~モ~ノブ!!(大合唱)」(クラスメイトたち)
クラス中は…
イモノブ・コールの大合唱で…
大興奮の…大騒ぎになった…
すると教室に先生が入ってきて…
「ほ~らオマエら~!!(怒)
すると教室に先生が入ってきて…
「ほ~らオマエら~!!(怒)
何をさわいでいるんだ…早く席につけ~!!(怒)」(先生)
皆、何事も無かったかのように…
席に付いて…授業は始まった…
先生は…クラスに何があったのか…
皆、何事も無かったかのように…
席に付いて…授業は始まった…
先生は…クラスに何があったのか…
何も気付かなかったようだ…
気が付くと僕は…
自分の手が…
勝手に…
震えだしてきて…
当分の間…
当分の間…
手の振えが…
全然、止まらなかった…。
人を本気で殴ったことで…
罪悪感があるのだろうか…??
それとも…
ケンカで興奮したからだろうか??
とにかく…
人を本気で殴ってしまったことで…
僕の体は…
人を本気で殴ったことで…
罪悪感があるのだろうか…??
それとも…
ケンカで興奮したからだろうか??
とにかく…
人を本気で殴ってしまったことで…
僕の体は…
初めての自らが振るった暴力への…
自分自身の「拒否反応」のよーな感じで…
手の振るえが…しばらく止まらなかった…。
もう夏前になる…
僕が…中学1年生の頃の…
「初めて…人を…
「初めて…人を…
本気で憎たらしいと思って…
本気で人を殴った…」
憎いあんちくしょうとの…ケンカのお話でした。
(つづく)
※この物語はフィクションです。