初恋1.5 第6話 人や将来に対しての「不信感」 【シーゲルの青春小説】 中学生時代編(前編)
初恋1.5 第6話 人や将来に対しての「不信感」
【シーゲルの青春小説】 中学生時代編(前編)
※この物語はフィクションです。
※この物語はフィクションです。
(80年代前半を時代背景にした物語です)
【この回のイメージ曲♪(その1)】
【この回のイメージ曲♪(その2)】
↓↓
僕は…三浦信之…中学2年生…。
荒れはじめた中学生時代で…
一番、当時の複雑な僕の心境に…
最もリアリティを感じた…
心に染みる最初の曲は…
この回のイメージ曲♪の…
この2曲だったかも知れない…
先生の言うことをまったくと言っていいほど…
聞かなくなりはじめた生徒達…
男という「性」の性質なのだろうか??
日々高まる…「男」としての本能からくる闘争…
ある者は…
「自分が一番であることを誇るため…」
「自分が他人より上であることを誇るため…」
ケンカで白黒を付けたがり…
人に対して威張ったり…バカにしたりする…
小学校時代までは…
みんな仲の良い遊び友達だったのに…
中学に入って…
隣の小学校卒の「多数派の生徒」は…その勢力で圧倒し…
僕らの小学校卒の「少数派の生徒」は…
形見の狭い思いで…どんどんマジメで大人しくなる…
一方(多数派)は、
調子に乗ってどんどん勢いずいてエスカレートし…
一方(少数派)は、
どんどん…大人しく…内向的になる…
エスカレートしている多数派は…
僕らより…
ただ「威張っているだけ」で…
「わがままが通せるから…ただ居心地がいいだけ」で…
僕ら(少数派)の方が…
ただ「大人しくしているだけ」で…
先生の言うことをまったくと言っていいほど…
聞かなくなりはじめた生徒達…
男という「性」の性質なのだろうか??
日々高まる…「男」としての本能からくる闘争…
ある者は…
「自分が一番であることを誇るため…」
「自分が他人より上であることを誇るため…」
ケンカで白黒を付けたがり…
人に対して威張ったり…バカにしたりする…
小学校時代までは…
みんな仲の良い遊び友達だったのに…
中学に入って…
隣の小学校卒の「多数派の生徒」は…その勢力で圧倒し…
僕らの小学校卒の「少数派の生徒」は…
形見の狭い思いで…どんどんマジメで大人しくなる…
一方(多数派)は、
調子に乗ってどんどん勢いずいてエスカレートし…
一方(少数派)は、
どんどん…大人しく…内向的になる…
エスカレートしている多数派は…
僕らより…
ただ「威張っているだけ」で…
「わがままが通せるから…ただ居心地がいいだけ」で…
僕ら(少数派)の方が…
ただ「大人しくしているだけ」で…
ケンカをすれば…彼らより強い人物もいれば…
彼らより…「運動神経」が優れた人間もいる…
もちろん…彼らより勉強などで「優秀な」人間もいる…
でも…
多数派は…大威張りで…
少数派は…大人しく…地味…
僕は…この時…社会の縮図を見たよーな気がした…。
どんなに優秀であっても…
下請けの中小企業や…個人であったなら…
どんなに…理不尽なことをされても…
一部上場企業や、有名企業には逆らえない…
正等に…実力を評価されない…
古くは…
勝てば官軍、負ければ賊軍…。
多数決なんていうのは…
正当性というよりも…
彼らより…「運動神経」が優れた人間もいる…
もちろん…彼らより勉強などで「優秀な」人間もいる…
でも…
多数派は…大威張りで…
少数派は…大人しく…地味…
僕は…この時…社会の縮図を見たよーな気がした…。
どんなに優秀であっても…
下請けの中小企業や…個人であったなら…
どんなに…理不尽なことをされても…
一部上場企業や、有名企業には逆らえない…
正等に…実力を評価されない…
古くは…
勝てば官軍、負ければ賊軍…。
多数決なんていうのは…
正当性というよりも…
たとえ…多数派が「悪」であったとしても…
「数が力」の世界では…
「悪が正義で…法になる…」…。
僕ら少数派は…
「長いものには巻かれろ」的な…立場にあったと思うし…。
そーいう勢力状況だった気がする…。
いい高校に入り…いい大学に行き…
いい会社などに就職する…
やっぱり「肩書き」や「派閥」などに…頼った…
多数派の中や、多数派にぶら下がって生きなければ…
イイ思いが出来ないと…。
そのために…
友人と比べ…場合によっては蹴落とし…
配下に置いて優越感に浸り…
抵抗勢力であるならば…
友人であっても…ケンカ売る…
この頃の僕は…
過去のトラウマと…
中学に入ってからの「人間不信」と…
そーいう将来と世の中の生き方を…
イヤでも自ら戦い…自らが他人を蹴落としてでも…
這い上がっていかなければならない…
これから始まる「受験戦争」という形で…
いい高校、いい大学、いい就職先…
そんな人生のレールが…
たまらなくイヤでイヤでたまらなかった…。
僕は…人を蹴落として…差別してまで…
威張った人間になりたくないし…
そういう多数派の世界に入って…
「虎の威を狩るキツネ」になって…
「数が力」の世界では…
「悪が正義で…法になる…」…。
僕ら少数派は…
「長いものには巻かれろ」的な…立場にあったと思うし…。
そーいう勢力状況だった気がする…。
いい高校に入り…いい大学に行き…
いい会社などに就職する…
やっぱり「肩書き」や「派閥」などに…頼った…
多数派の中や、多数派にぶら下がって生きなければ…
イイ思いが出来ないと…。
そのために…
友人と比べ…場合によっては蹴落とし…
配下に置いて優越感に浸り…
抵抗勢力であるならば…
友人であっても…ケンカ売る…
この頃の僕は…
過去のトラウマと…
中学に入ってからの「人間不信」と…
そーいう将来と世の中の生き方を…
イヤでも自ら戦い…自らが他人を蹴落としてでも…
這い上がっていかなければならない…
これから始まる「受験戦争」という形で…
いい高校、いい大学、いい就職先…
そんな人生のレールが…
たまらなくイヤでイヤでたまらなかった…。
僕は…人を蹴落として…差別してまで…
威張った人間になりたくないし…
そういう多数派の世界に入って…
「虎の威を狩るキツネ」になって…
人をあごでつかって…ぬくぬく生きる…
そんな自分の人生はイヤだった…
そう…
「社会とか大人…人と将来への不信感」だった…
そんな時…
「宇宙戦艦ヤマト3」がTV放送されて…
「あしたのジョー2」もTV放送が始まった…
「ヤマト3」は…
僕の理想の世界…「愛と正義の戦士」…
↓↓
そんな自分の人生はイヤだった…
そう…
「社会とか大人…人と将来への不信感」だった…
そんな時…
「宇宙戦艦ヤマト3」がTV放送されて…
「あしたのジョー2」もTV放送が始まった…
「ヤマト3」は…
僕の理想の世界…「愛と正義の戦士」…
↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=0gMRMb7X9MM
愛することは~信じること♪
信じることは愛~愛すること♪
↓↓
「ジョー2」は…
実際に感じる…人生観…「棘の道を進む」…
↓↓
そのお話は…次回と言う事で…
中学1年~中学2年の夏までのお話でした。
愛することは~信じること♪
信じることは愛~愛すること♪
↓↓
「ジョー2」は…
実際に感じる…人生観…「棘の道を進む」…
↓↓
【この回のイメージ曲♪(その1)】
【この回のイメージ曲♪(その2)】
http://www.youtube.com/watch?v=ooCvaSmys1g
↓↓
この「ジョー2」でオープニング曲だった…
「傷だらけの栄光」の歌詞は…
一つ一つの言葉が…
当時の僕の心に…ピッタリの歌詞だった…
↓↓
負け犬の辛さがある~裏切りの棘が刺さる~♪
オレの体を~流れるこの異常な血潮が~♪
解き放たれた~野獣みたいに~♪
次第に燃え上がってくる~♪
憐れみの愛の言葉~偽りの夢はいらない~♪
見せ掛けの友情よりは~むしろ別れの寒さがいいさ~♪
今のオレには~孤独なこの匂いが似合いだ~♪
ぶち当たって~砕ける波には~♪
優しさなど意味が無いのさ~♪
↑↑
これが…当時の僕の心境そのままだった。
そして…
エンディング曲の「果てしなき闇の彼方に」は…
僕に対する「応援歌」のよーに聞こえた…。
「自分の理想の世界」=「ヤマト3の愛の歌」から…
「現実の厳しい世界」=「ジョー2の応援歌」…。
憐れみの愛の言葉~偽りの夢はいらない~♪
見せ掛けの友情よりは~むしろ別れの寒さがいいさ~♪
今のオレには~孤独なこの匂いが似合いだ~♪
ぶち当たって~砕ける波には~♪
優しさなど意味が無いのさ~♪
「ジョーのように生きろ…」
そんな言葉がどこからか聴こえたよーな気がした…。
この時、放映された…
「ヤマト3」も…
そして「ジョー2」も…
そして「この2曲」も…
全て「僕のため」に作られたよーな不思議な気分になった…。
この瞬間…僕にとって…
「ヤマトが神」だった小学生時代から…
「ジョーが神」の中学生時代に移行する転換期になったのだった…。
ジョーを気取るワケではないが…
どんどん僕は…
小学校時代の「トラウマ」と…
中学に入ってからの「人間と将来への不信感」で…
内向的になっていく…
そして…所属する「野球部」で…
「ジョー」のように体を鍛えることで…
「健全な肉体」と…
トラウマと不信感で「傷ついた精神」…
このアンバランスさが微妙なバランスで保たれていたのだが…
中学2年の夏前になって…
3年の先輩が野球部を引退した後…
僕の心を抑えるモノが無くなってしまった…。
僕らの代になってからの…
ある不公平な事がきっかけとなって…
僕は…野球部の練習に出なくなり…
友人らと遊ぶ毎日になると…
「健全な肉体」と「傷ついた精神」のバランスがくずれ…
「病んだ精神」になっていく…
友人はそんな僕の「病んだ精神」状態の「一行動」を…
「狂犬病」と呼ぶようになる…
僕の人生の中で…最も荒れた頃のお話になる…
↓↓
この「ジョー2」でオープニング曲だった…
「傷だらけの栄光」の歌詞は…
一つ一つの言葉が…
当時の僕の心に…ピッタリの歌詞だった…
↓↓
負け犬の辛さがある~裏切りの棘が刺さる~♪
オレの体を~流れるこの異常な血潮が~♪
解き放たれた~野獣みたいに~♪
次第に燃え上がってくる~♪
憐れみの愛の言葉~偽りの夢はいらない~♪
見せ掛けの友情よりは~むしろ別れの寒さがいいさ~♪
今のオレには~孤独なこの匂いが似合いだ~♪
ぶち当たって~砕ける波には~♪
優しさなど意味が無いのさ~♪
↑↑
これが…当時の僕の心境そのままだった。
そして…
エンディング曲の「果てしなき闇の彼方に」は…
僕に対する「応援歌」のよーに聞こえた…。
「自分の理想の世界」=「ヤマト3の愛の歌」から…
「現実の厳しい世界」=「ジョー2の応援歌」…。
憐れみの愛の言葉~偽りの夢はいらない~♪
見せ掛けの友情よりは~むしろ別れの寒さがいいさ~♪
今のオレには~孤独なこの匂いが似合いだ~♪
ぶち当たって~砕ける波には~♪
優しさなど意味が無いのさ~♪
「ジョーのように生きろ…」
そんな言葉がどこからか聴こえたよーな気がした…。
この時、放映された…
「ヤマト3」も…
そして「ジョー2」も…
そして「この2曲」も…
全て「僕のため」に作られたよーな不思議な気分になった…。
この瞬間…僕にとって…
「ヤマトが神」だった小学生時代から…
「ジョーが神」の中学生時代に移行する転換期になったのだった…。
ジョーを気取るワケではないが…
どんどん僕は…
小学校時代の「トラウマ」と…
中学に入ってからの「人間と将来への不信感」で…
内向的になっていく…
そして…所属する「野球部」で…
「ジョー」のように体を鍛えることで…
「健全な肉体」と…
トラウマと不信感で「傷ついた精神」…
このアンバランスさが微妙なバランスで保たれていたのだが…
中学2年の夏前になって…
3年の先輩が野球部を引退した後…
僕の心を抑えるモノが無くなってしまった…。
僕らの代になってからの…
ある不公平な事がきっかけとなって…
僕は…野球部の練習に出なくなり…
友人らと遊ぶ毎日になると…
「健全な肉体」と「傷ついた精神」のバランスがくずれ…
「病んだ精神」になっていく…
友人はそんな僕の「病んだ精神」状態の「一行動」を…
「狂犬病」と呼ぶようになる…
僕の人生の中で…最も荒れた頃のお話になる…
いよいよ…中学2年生時代のお話です。
そのお話は…次回と言う事で…
中学1年~中学2年の夏までのお話でした。
(つづく)
※この物語は、80年代前半を時代背景にしたフィクションです。