シーゲルの独り言☆パート2

こちらはパート2です~

初恋1.5 第7話 他校とのケンカ(パート1) 【シーゲルの青春小説】 中学生時代編(前編)

初恋1.5 第7話 他校とのケンカ(パート1)
 【シーゲルの青春小説】 中学生時代編(前編)



※この物語はフィクションです。
 (80年代前半を時代背景にした物語です)
 
 


【このシリーズのイメージ曲♪(その1)】
岩崎宏美 銀河伝説
http://www.youtube.com/watch?v=0gMRMb7X9MM


【このシリーズのイメージ曲♪(その2)】
[ 蘇る金狼_2011 ] 松田優作 × 前野曜子
 
 
 
 【この回のイメージ曲♪(その1)】
ツッパリ・ハイ・スクール・ロックン・ロール(登校編)
 
 
 【この回のイメージ曲♪(その2)】
横須賀Baby ・ ぶっちぎりRock N Roll / 横浜銀蠅

↓↓
 
 
僕は…三浦信之…中学2年生…。
 
 
僕らが中学2年になった頃…
 他校生とのケンカになったことがあった…
 
ちょうどその時は、
僕が中学2年になって…
野球部の春期大会に向けての練習していた頃だった…。
 
「代が変った」ということで…
地元で有名な不良中学の新3年生が…
 
ウチの中学には…
どんなヤツがいるんだろうと…
偵察に来た感じだった…。
 
中学のとなりに公園がある…
その公園は…
ちょうど校舎からも見える場所にあって…
 
そこに…15人前後の…
本格的な「ツッパリ」ファッションの連中で…
見るからに悪そうで強そうなヤツらだった…。
 
野球部の練習中に…
新3年生のキャプテンの元に…
一般の3年生が数人で現れて…
 
「○○(野球部キャプテンの3年生)~大変だ~!
 ○中のヤツらが…大勢で…
 学校のとなりの公園に来て…
 大騒ぎしているぞ…!」(一般の3年生)
 
「何~??」(3年生のキャプテン)
 
「どーする?どーする??」(一般の3年生)
 
僕らの野球部のキャプテンは
つっぱり(不良生徒)じゃない…
スポーツ青年って感じだったけど…
クラスや3年生のリーダー的な存在だった…。
 
野球部のキャプテンたち新3年生は
野球部とサッカー部、そして学校に残っている…
つっぱりじゃないけど…
「イケイケな感じな人」だけ集めて…
相談をはじめた…
 
ちなみに…ウチの中学は…
野球部とかサッカー部とかの部活は…
先生が来て…熱血指導するって感じじゃない…
 
時々、ちょろって見に来るか…
試合とか試合前とか、土日で他校に試合で遠征する以外は…
ほとんど…先生は練習に出てこない…
 
自主性を重んじる校風?だったし…(笑)
今まで、それで上手く行っていたし…
問題も起きなかったからだ…。
 
だから…新3年生たちは…
部活の練習なんかそっちのけで…
とりえあず部活や学校に残っているイケイケの3年生を集めたが…
 
受験前の新中学3年生ということで…
ケンカなどして問題になったら…
内申書」が怖い…。
 
だから…集まったのは…
野球部から3人、サッカー部から1人、一般生から2人で…
3年生は全部で、5人くらいしか集まらなかった…
 
でも…相手は…3倍の15人くらい…
それも…本格的な「つっぱり」の…
イケイケでケンカが強そうな不良生徒ばかりだった…。
 
で…ウチの中学の「新3年生」の「つっぱり(不良生徒)」はというと…
 
本格的なつっぱりファッションの不良生徒は…
3人だけ…しかいなくて…
しかも…その3人は…もう帰ってしまったとのこと…
 
他校生のツッパリ(不良生徒)たちは…
ウチの中学を目の前にして…
堂々と…大はしゃぎ…している…
 
校舎の上から…
その他校生のツッパリたちの様子を伺っていると…
 
他校のツッパリたちは…
そーいう僕らの中学の生徒をみて…
わざと聞こえるよーな大きな声で…
 
「○中のヤツらは…根性ねぇ~なぁ~!(笑)」(他校のツッパリ)
 
「出て来い!ってんだよ~まったくよー!(笑)」(他校のツッパリ)
 
「根性ナシ~!玉ナシ~!ウジ虫やろう~!(笑)」(他校のツッパリ)
 
他校の中学を目の前にして…
その中学の生徒を…
バカにして…大笑いしている…
 
その公園の前を通って下校していた…
マジメな一般の生徒たちに…
空き缶を投げつけたり…
女子生徒に卑猥な言葉を言ったり…
 
場合によっては…僕らの中学の前で…
僕らの生徒から…
カツアゲしたり…誰かシメちゃおうって感じだった…。
 
彼ら他校のツッパリたちは…知っているのだ…
今のウチの中学に…
ツッパリ(不良生徒)なんて…
ほとんどいないことを…
 
その様子を、観ていた…
野球部のキャプテンは…さすがにキレた…
 
公園に近くに見張りを置いて…
下校する一般生たちに…
「公園の前を通るな!」って注意して迂回させたり…
 
校舎からも見張りをつけて…
チクいち彼らの情報が入るようにした…。
 
もちろん…先生にはチクらない…
そんなことをすれば…
ますます…ウチの中学がナメられるだけだから…。
 
「このまま…黙ってアイツらをほっておくわけにはいかない…」(僕の中学の野球部キャプテン)
 
「どーする??」(3年生一同…)
 
すると…野球部のキャプテンと新3年たちは…
練習に参加してた…
野球部やサッカー部などの…僕ら「2年」も集めて…
その他校生の話をした…
 
僕の同級生の野球部は…
少数派(この中学では人数の少ない方の小学生卒)などの、
大人しく「マジメな生徒」が多かった…
 
ここでケンカをするよーな根性のあるヤツらなら…
彼らは…大人しく「マジメな生徒」や「少数派」の現状でいるワケがない…
 
3年生の先輩たちは、
強制は出来ないけど…
「2年にも応援、頼む」って話になっていた…
 
すると…
「サッカー部」にいる、僕と同じ2年には…
多数派で…もう不良の一厘を見せ初めている…
「僕らの代の番格の不良グループ」がいた…
 
主だった「僕らの代の番格」は…練習サボリでいなかったが…
例の「副番(ヤナギクン)」だけは…たまたまマジメに練習に参加してた…。
 
その「副番(ヤナギクン)」がケンカに乗り気で…
一人声を上げると…
彼の不良グループ候補のサンカー部の2年が3人も名乗りを上げた…
 
これで…3年生5人を合わせて…
僕らの中学全部を合わせて9人…。
まだまだ…人数は足りない…
 
すると…「副番」の推薦で…
 
「アイツ(僕のこと)は、根性ありますよ。」(副番:ヤナギクン)
 
と言って…
副番は、野球部キャプテンに…僕のことを推薦した…
 
キャプテンらにしてみると…
副番(ヤナギクン)の彼が…僕を推薦したことには…
ちょっと意外な感じがして驚いたいた…
 
僕は…マジメで、練習も休まず出て、先輩に対して謙虚、
そして仲間にも「優しい性格」だったから…
運動神経は良くても…
「ケンカ」をするよーな…性格じゃないと思っていたからだ…。
 
それに…けっこう野球部のキャプテンをはじめ…
キャプテンと仲が良いサッカー部の先輩にも…
ウケが良く…けっこう「かわいがられていた」から…
僕のことが推薦にあがったことは…
新3年生たちにとってみれば…本当に意外だったのだ…(笑)
 
僕は…
そーいう先輩に「かわいがられている」部分があるから…
 
僕は…
この野球部キャプテンと2人の副キャプテンらに…
実力以上の「背番号」を貰った…。
 
たしか…13番だと思ったけど…
同期の2年生では、一番最初の番号だった…。
つまり…2年生の野球部の筆頭ってことだ…。
 
もちろん…野球の実力じゃ僕より上手いのは5~6人はいたと思う…
でも彼らは…練習を上手くサボったり…休んだり…
先輩の頼みごとを嫌々やるよーな性格だったから…
野球が上手くても…認めたくないって…部分が先輩にはあったんだと思う…。
 
案の定、彼らは…他校生の話を聞くと…
理由をつけて…練習をサボり…逃げて帰ってしまった…。
 
先輩が認めたくない…って感じの要領の良さが解るでしょ?w
 
そーいう総合的な部分で…
先輩たちは、僕を認め、いい背番号をくれてかわいがってくれた…。
 
「たしかに…オマエ(僕のこと)は…マジメだし…
 俺達のために…付き合って一緒にケンカしてくるよーなヤツだ…
 オマエ(僕のこと)は、かわいい後輩だから…
 逆にこのケンカには巻き込みたくない…」(野球部キャプテン)
 
「うん。たしかに…」(サッカー部の先輩)
 
ちなみに…
この「野球部キャプテン」と、その友達の「サッカー部の先輩」は…
僕のこれからの将来にも大きく関ることになる…。
 
僕は将来、
ラグビーの名門「自由高校」のラグビー部に入るが…
「野球部のキャプテン」は…
 
ラグビーの名門「○○大学付属高校」のラグビー部に入って…
レギュラーで「全国大会」にも出場した。
 
「サッカー部」の先輩は、
ラグビー古豪「○○高校」のラグビー部に入り…
 
所属チームは違えど…
僕は…この二人と同じ道を歩むことになるだった…。
 
 
(次の記事(他校とのケンカ・パート2)につづく)
 
 
※この物語は、80年代前半を時代背景にしたフィクションです。