初恋1.5 第8話 他校とのケンカ(パート2 : 僕の同級生たち) 【シーゲルの青春小説】 中学生時代編(前編)
初恋1.5 第8話 他校とのケンカ(パート2 : 僕の同級生たち)
【シーゲルの青春小説】 中学生時代編(前編)
※この物語はフィクションです。
※この物語はフィクションです。
(80年代前半を時代背景にした物語です)
【この回のイメージ曲♪(その1)】
↓↓
僕は…三浦信之…中学2年生…。
野球部のキャプテンなどの先輩は…
僕に…
「オマエは、かわいい後輩だから来なくてイイ…」って言われたが…。
そーいわれると…余計に…
「僕も行きます!」 と言いたくなる…。
「じゃ~オマエは後ろの方にいて…
オレたちに…ついてくるだけイイからな…」(野球部キャプテン)
そー言われてケンカについていくことになったのだが…
野球部の同じ2年の同級生の中から…
「僕が行くなら…」ってことで…
参加を希望した人物がいた…。
一人は…
同じ野球部で…
僕は彼の人柄が大好きなんだけど…
「ゴトーくん」と言う友達だ…。
ゴトーってあだ名は…
本当は…「仙道」って苗字なんだけど…
「ゴトーくん」は…
何をするにも…アツイ男で…
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオって言いながら走るよーな人物なので…(笑)
「仙道」って苗字なのに…
「ゴトーくん」って「あだ名」なんだ…w
「ゴトーくん」は…
僕の小学校卒の「少数派」でも、副番(ヤナギクン)などの
隣の小学校卒の「多数派」のどちらでもない…
運河沿いに新しく出来た…
数棟の大きなマンションに…
中学入学と同時に越して来た…
「引越し組」の生徒だった…。
中学入学と同時に…
僕らの街に引越してきた「引越し組」は…
大きなマンションが…
数棟並んで新築されたので…
この「引越し組」の同級生は人数が多い。
多数派(隣の小学校卒)と、少数派(僕の小学校卒)…
そして…この「引越し組」で…
僕の中学の…「第三の勢力」ってワケだ…。
ちなみに、「ゴトー君」は…
1年と2年、僕と「同じクラスメイト」で…
しかも、一緒の「野球部」で…
1年、2年共に…運動会での…
同じクラス対抗の「リレーの選手」だった…。
それも…いつも決まって…
僕は、1年そして2年ともに…リレーの「一番走者」、
「ゴトー君」は…リレーの「アンカー(最終走者)」だった…。
野球でも、足の速さでも、性格の良さでも、
彼とはケンカしたことないけど「ケンカの強さ」でも…
勉強でも…(笑)、女子へのモテ度でも…(笑)
「僕は、絶対、彼には勝てないなぁ~」って思うイイヤツだった…。
ちょっと尊敬ようなの気持ちがある…
「僕より彼の方が上だと認める」大切な友人だった…。
僕は、彼が(男の友情として)大好きで…(笑)
僕が通っている「塾」にも誘った大切な友人の一人だった…。
彼を見ていると…何かやってくれそうな…
「ミラクル(奇跡)」を感じる…そんな感じの大好きな男だった…。
そんな「ゴトーくん」が…
「ノブ(僕のこと)」も行くならと…ケンカに参加してくれたのだ…。
「おお~そうか、ゴトーも来るか!」(野球部キャプテン)
さすがに…3年生の人達も…
ゴトー君の参加には大喜びだった。
そして…もう一人は…
同じ小学校卒の少数派で…
同じ野球部にいた…
「ミッチョン(三井)」も参加してきた…
「ミッチョン」は…
幼稚園から小学校も一緒の…
僕の「友達」だったのだが…
彼はちょっとプライドが高い…
僕と同じ「少数派」だから…
マジメな生徒であるんだけど…
中学に入ってからは…
反抗期なのか??ちょっと「イラっけ」が強くて…
カッとなると…スグに怒り出すタイプで…
けっこう不良向きな生徒だった…。
「ミッチョン」は、
不良(番格のグループ)にはならなかった…
マジメな体育会系な人間だけど…
中学に入ってからは…
なぜか…僕のことをライバル視するよーになって…
イヤな感じの関係になっている…
僕より、ルックスも良いし、野球も、勉強も出来ると思う…
僕よりちょっと上のレベルの人間だと思うけど…
彼にはその自信と自覚が「自分には無い」というか…
勝手に「僕のことをライバル視」し出して…
なんかとっつきづらいんだよね…
僕からみれば「ミッチョン」は…
「僕より勝っている男」だと思うけど…
「ミッチョン」にしてみれば…
「僕なんかには…絶対に負けたくない…」
って思っている気持ちの方がずっと強いから…
どーしても…微妙な関係になってしまう…
僕は…中学生になってから…
そんな彼にケンカ売られて…1度ケンカになったことがありました…。
パッと殴り合って…パッと終わったので…
引き分けみたいな一瞬のケンカでしたけど…
彼は…僕のこと気に入らなくて…それ以来ずっとライバル視していた…
まぁ…反抗期の中学生には…良くある人間関係ですね…
本当は友達同士だったに…
大人になる過程で…男性としても征服欲みたいなもんが目覚めて…
急に…僕は、ライバル視されてビミョーな関係だったんだ…。
「ミッチョン」との関係は…
僕は…彼とケンカする気が…まったく無かったから…
僕の方が…一つ大人になって…(笑)
彼をプライドを満足させるよーな付き合い方をした…
僕のことを「イモ野郎」と呼んで…
年中ケンカした友人の「イモ男」よーに…
白黒つけるとビミョーな関係になるからね…
「ミッチョン」には…
「イモ男」とのケンカ関係で学んだから…
いつもニコニコして…先輩と接しているよーな感じで…
彼の態度に…怒らずに接していたら…
彼の方も…
大人げなかったと思うようになったのだろう…
その後、自然と仲直りしたけど…
僕は、2年の夏前に野球部を辞めちゃうし…
クラスで一緒になることも無かったから…
「ミッチョン」とのライバル関係は…この辺りが最後だったかなぁ~??
こ-して…「ミッチョン(三井)」は、
僕へのライバル心から…ケンカに参加することになった。
そして…もう一人…
「ゴトーくん」同じ「引越し組」の人間で…
同じ野球部の同級生…「松田」…
彼は…
転校したばかりの…
1年の時は、フツーのマジメな生徒で…。
僕と同じクラスで、同じ野球部でだったので…
もちろん、友達だったのだが…
彼は…2年になって…クラスが別になって…
冬のオフ(受験シーズンに入ると練習ナシの時期になった)で…
ちょっと見ない間に…急に「身長」がビックリするくらい伸びた…。
僕は…逆に中2で、身長が止まってしまった…(涙)
身長が僕より10cm近く大きくなって…
人を見下ろすよーになると…
ちょっと最近、生意気になってきたというか…
調子に乗ってきたというか…
どことなく…威張りはじめたよーな感じになってきた…。
だけに…僕をライバル視するよーになって…
だんだん…僕のことを見下すよーになってきた…。
そんな「松田」は…
ここらで一発ハデにケンカして…名を売りたいって感じがする…。
そう彼は…今回の他校とのケンカがきっかけで…
副番(ヤナギくん)とつるむよーになって…
「中2の夏、不良デビュー」することになる…。
こーして「松田」も、
功名心からケンカに参加することになる。
そして…もう一人…
「イイ男(イイオ)」…
「副番(ヤナギくん)」が連れてきた…
多数派(隣の小学校卒)で…
「バスケ部」の同級生…
本当は…和男って名前なんだけど…
ルックスが「イイ男」なんで…
「イイ男(イイオ)」ってあだ名で呼ばれている…
僕にとっては…超~イヤなヤツ…。
絶対、ウチの学校では…
彼のことが好きってファンの女の子が絶対にいるだろう…
って感じの今の言葉で言う…「イケメン」の男なのだが…
僕を…超~ライバル視している…
まるで…僕に怨みでも持ってるいるかのような…
しつこい性格の男で…
僕の中学時代の…
イヤな男リストの…ナンバー1を争うくらい男だった…。
先ほどの野球部の「ミッチョン」同様に…
僕のことをライバル視して…見下して…イジイジとやってくる…
彼は…僕より顔はイイけど…
僕の方が、彼よりもスポーツは、少し上だった…。
「イイ男(イイオ)」との…
トラブルのきっかけは…
はじめは…中学1年の運動会…
クラス対抗リレーで…僕とその「イイ男」は…
同じ「一番走者」だった…。
彼は…トップで走り出たが…
コーナーで僕が抜き去って…
僕が1位通過して…
最後は、そのまま…
僕のクラスのアンカー(最終走者)「ゴトー君」にバトンが渡って…
僕のクラスが「優勝」になった…。
なので…「イイ男」は…
その時、僕に抜かれたことを…よほど悔しかったのか…
「オマエ(僕のこと)、コーナーで曲がる時…
オレのこと、ひじで妨害しただろ??」(イイ男)
もちろん…言いがかりのデッチ上げだ…。
「イイ男」の性格は、
そのイケメン・ルックスとは異なり…
かなり、しつこくて…性格が悪い…。
もしかしたら…僕だけにそうだったのかも知れないけど…
とにかく…異常なほど、僕のことをライバル視する男で…
そのくせ…僕より…少し下だったし…ケンカも弱かった…
僕は相手にしなかったけど…
年中、僕の顔をみればいいがかりをつけてくるけど…
彼は、僕より…実力は下って自覚しているから…
「口ケンカ」は売ってくるけど…「殴り合いのケンカ」にはならない…
やれば…彼が負けるだろうから…
クチだけで…絶対に自分からは、僕にかかってこない…
カッコつけたがりやだから…
ケンカに負けるのがイヤなんだろう??
多数派の強みと…
番格の不良フループの一員だから…
「トラの伊を狩る」ってヤツだった…。
一度だけ、本気で僕にかかってきたことがあったけど…
パッパって…僕が、相手を切り返して…
バカバカしいケンカだったし、
彼にケンカで勝って…余計に怨まれてもメンドーだから…
それで…ケンカを辞めたんだ…正直、勝てるケンカだけどね…。
すると…彼も命拾いしたのか…
もう二度と僕にはケンカは売らなくなったけど…
余計に…イジイジと…クチだけで…ブツブツ言ってくる…。
超~最低最悪のクチだけヤロウでした…。
クチだけ…顔だけ…カッコだけ…男の…
ホント~に、イヤな性格の「イイ男(イイオ)」だった…。
この「イイ男」も、ケンカに参加してくることになった…
「他校の不良」よりも…なんか…この「イイ男」の方が…
僕にとっては…「イヤな感じ」の男だった…。
他に、あと3年生から…
2年がこれだけ参加したってことで…
人数合わせ的に…
「じゃあ~オレも…」って…
何人かの3年生が…やっと重い腰を上げて来たし…
僕の同級生の「野球部の友達」も…
マジメで大人しいタイプの生徒なんだけど…
「僕が行くなら…」ってことで何人か着いてくることになった…。
野球部の友達の…
「ケンケン」に、「トシ坊」…
彼らは…ケンカなんかしたことないから…
かなりビビっていたけどね…(笑)
だから…キャプテンに…
「オマエらは…やっぱいいから…
遠くから離れてみていて…
オレらがヤバくなったら…
誰か助けを呼ぶか、援軍になってくれ!」(キャプテン)
そーいう…役割になって…
ケンケンやトシ坊らは…ちょっと安心した…(笑)
これでやっと…僕の中学は…
他校のツッパリの15名に対して…
1人か2人…多いくらいの人数が集まった…。
そして…いよいよ…僕らは…
中学の隣にある…
○中のツッパリ(不良生徒)たちがいる…
公園に向かった…。
「パート3」につづく!☆
※この物語は、80年代前半を時代背景にしたフィクションです。