シーゲルの独り言☆パート2

こちらはパート2です~

初恋1.5 第12話 初デート!?(パート3) 【シーゲルの青春小説】 中学生時代編(前編)

初恋1.5 第12話 初デート!?(パート3)
 【シーゲルの青春小説】 中学生時代編(前編)


※この物語はフィクションです。
 (80年代前半を時代背景にした物語です)
 

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【このシリーズのイメージ曲♪(その1)】
岩崎宏美 銀河伝説
http://www.youtube.com/watch?v=0gMRMb7X9MM

【このシリーズのイメージ曲♪(その2)】
[ 蘇る金狼_2011 ] 松田優作 × 前野曜子
 

【この回のイメージ曲♪(その1)】
HD 横浜銀蠅 横須賀Baby

【この回のイメージ曲♪(その2)】
夢見る16歳 ラッツ&スター
 

【この回のイメージ曲♪(その3)】
シャネルズ  ランナウェイ
 

 
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「パート2」からの続き!☆

 
 
僕は…三浦信之…中学2年生…
 

僕は…
「寛子」との「初デート」の後…
 
家に帰って…
就寝前の…布団の中で…

寛子と公園で会って…話していたことを…
繰り返し…思い返していた…。


正直、今の僕は…
寛子のことを…何とも思ってはいない…

だけど…寛子は…悪い子じゃないし…
イヤでイヤでしょうがないと言うわけでもない…
 
それに…
年頃の男子の僕が…
女子に誘われて…
イヤな気持ちになるワケがない…??(笑)
 
これから…僕も…
寛子のことが…少しずつ好きになって…
本当の恋人同士になれるのかなぁ…??と…
そんなことばかりを考えていた…

「寛子」は…
「怖くて…」言えなかったのかも知れないが…

僕に…
「好きです…」とか…
「付き合って下さい…」とか…
告白されたワケじゃないし…

お互い…今夜、初めて話したくらいだし…
まぁ~まずは…
「お友達から…はじめましょう~」って感じなのかな??(笑)
 
そーだとしても…
年頃の男子の僕にとっては…
飛び上がるほど嬉しい状況なワケだし…
 
寛子にしてみても…
まだお互いを良く知らない仲だとは言え…
 
隣のクラスの寛子が…僕に興味を持って…
いつも遠くから…僕のことを観てくれていて…
 
それで…僕のことを気に入って…
「話をしてみたい…」って思ったから…
 
わざわざ早朝に待ち伏せして…僕に手紙をこっそりと手渡しして…
手作りのサンドイッチとレモンティを持って…
部活後の「夜の公園」に呼び出したのだから…
 
寛子は…きっと…
「僕のことがスキ??」なのだろう…??(笑)
 

公園で、寛子と話した内容も…
フツーの「中学生の会話」って感じだった…
中学では…
下校時に「買い食い」は禁止されているから…
お弁当の範囲内での…
彼女の手作りの「おにぎり」と「サンドイッチ」を…
二人で…公園で食べただけ…

そんなこと…
フツー中学生のやることだったから…
どーしても…これが…
「恋人同士がするデート」って思えなくて…(笑)

思い返してみると…
「アレは…何だったんだろう??」と…僕は考えていた…(笑)

「初デート!?…
 違うよな~??(笑)」って…思った。

でも…
「初デート!?」って思えば…思えなくないよーなことだったけど…(笑)
「恋人同士がするデート」じゃないよなぁ…??(笑)
 
それに…
お互い興味があっても…
お互いが好きあっているワケでもなく…
ましては…恋人同士ってワケじゃない…??(笑)
 
でも…中学生の男子と女子が…
二人っきりで…夜の公園で…会ったのだから…
フツーの会話をして、サンドイッチを食べただけだとしても…
「恋人同士がするデート」とは違うけど…
あれが…「初デート」だったのだと…僕は思えるけどなぁ…??(笑)
 
どーせなら…
「好きです…付き合って下さい…」って…
寛子から言われた後だったら…
「初デート」だったと…疑いなく…思えるんだけどなぁ…??(笑)
 
寛子は…本当に…僕のことが好きなのかなぁ…??
 
中学生の心は…複雑なんです…(笑)
 
 
今の僕は…
寛子に対してそんな中途半端な気持ちでも…
きっと…いつか…
僕を好きになってくれた…
この「寛子」をいう女子を…
少しづつ好きになって…
 
そしていつか…
二人が…本当の恋人同士になって…
心から愛しいと思える日が来るのだろうと…
 
そして…
片思いの初恋の人で…
僕のもとから…突然去ってしまった(転校してしまった)…
大好きな「スミレちゃん」を…
忘れられる日が訪れるかも知れない…と…
ふと…寂しく…胸が痛くなるような気持ちになった…。


正直、その時の僕は…
小学校時好きだった…
「スミレちゃん」以外の女性は…
恋愛の対象とは考えられなかったし…

それは、僕の「トラウマ」の原因で…「心の病気」の原因でもあったと思う…。

(※(注)スミレちゃん
 (初恋シリーズ・パート1(小学生編)を参照して下さい。
 スミレちゃんは、
 小学校3年の時、僕のクラスに転校して来て…
 小学校5年の時、再び転校してしまった…
 僕の本当の「初恋の女の子」のことで…
 初めて人を本気で好きになって…
 胸が痛くなるほど…スミレちゃんのことがずっと好きだった。
 彼女が転校してしまった後、
 その胸を張り裂けるくらい悲しくなって…
 中学に入っても…転校していった彼女のことを思い出して…
 ひとりでよく泣いていることもある…
 それがトラウマとなり…僕は笑わなくなったし…
 誰にも相談しないで…一人で悩んでいたことで…
 「心の病気」になっていた…。
 
 
(やっぱり…あの「初デート」は…
 「寛子」は…
 僕に「好き」って言ったワケじゃないから…
 
 まずは…「お友達からのお試しデート??」って感じの…
 「軽いノリ」なのかも知れないけど…

 「寛子」は…悪い子じゃないし…

 別に…好きとか付き合うって言ってなくても…
 女の子と友達になって…
 女の子と会って話すのも…悪くないかな…??(笑)
 
 許してくれるよね…
 大好きな…スミレちゃん…(笑))(僕の心の中)
 
今もスミレちゃん一途で…
堅苦しく…恋愛を考える…この時の僕も…
そー思えば…
少し…気が楽になったような気がする…??(笑)
 
中学2年になったとはいえ…
まだまだ…
「小学生の時の恋愛感」と…ほとんど変わりはない…(笑)
 
「恋愛とは…一途なもの」で…
「恋愛=結婚」で…
「恋人=将来の妻」…って考えなのである…(笑)


僕は…
僕の「心の病気」に感づいた…
母やおばーちゃん、
そして…小学校の図工の先生(恩師)のススメもあって…
中学から「野球部」に入った…。


スミレちゃんが転校した後の…
「トラウマ」中の…小学校5・6年の僕は…

一人傷ついて寂しくしているところを…
他のクラスのイジメっこが…察知して…
イジメを受けたくらい落ち込んで傷ついていたのだが…


中学に入って「野球部」に入っての…
「練習漬け」の日々は…
僕の「病んだ心」を癒し、忘れさせてくれるモノだったし…

部活の上級生から…
「シゴキ」や「説教」を受けることはあっても…
イジメっこから…
イジメを受けるよーなことは無くなった…。


けっきょく…「イジメ」というのは…
「弱い者イジメ」なワケだから…

野球部に入って…毎日体を鍛える「運動選手」になって…
クラス対抗の「リレーの選手」とかの…
今までの「元気な僕」に戻れば…

「弱い者イジメ」の「イジメっ子」は…
「イジメられっ子」で無くなった…
「運動選手」の僕を…
イジメられるよーな根性は…
「弱い者イジメ」の「イジメっ子」には無いから…
イジメを受けるハズがないのだ…


「病んだ心」に…

「健全な肉体」と「健全な日々」…


野球部に入ったことで…

その「病んだ心」と「健全な肉体」が…
「バランス」を取り始め…

「トラウマ」を忘れて…

「健全な精神」と「健全な肉体」に戻りつつあった…。


不思議なことなのだが…
僕は…「部活」をやっていた時の方が…
勉強をする時間が…
一般生(帰宅部)より少ないハズなのだが…

野球部にいた時の方が…
勉強がはかどったし、勉強も出来たと思う…??

なぜだろう…??


「健全な肉体に…健全な精神が宿る」


としか説明のしようが無い…。



今思えば…
僕が…「他校とのケンカ事件」で有名になったから…と言うだけじゃなく…
そんな「健全な僕」だったからこそ…僕は輝きを放ち…
「寛子」が…そんな僕に…興味を持ってくれたのだろうと…

今思えば…僕はそう思う…。


もし…この健全な肉体と精神のまま…。

野球部を続けて…
「健全な部活少年」のままで…
「健全な中学生活」を送れていたら…

「寛子」との付き合いも…
「僕の中学時代」も…
そして…僕の人生も…
もっと違ったモノになったのかもしれない…


しかし…
この時は…輝きを放つ…
「健全な部活少年」だった僕に…

この後…「挫折」という…
「大きな試練」が訪れようとしている…。


この「初デート!?」の話は…


「嵐の前の静けさ」のよーな…


「中学時代」で…
一番、健全で…
輝いていた頃の…良い思い出のお話だった。

中学2年の春~夏前の頃の…
新緑の輝きのような…僕の良い思い出のお話だった。

そして…
ここから…僕の人生は…
挫折と苦悶という…
重苦しい「雨季」の青春時代に入っていくのであった…。


つづく。
 
 
※この物語は…80年代前半を時代背景にしたフィクションです。