初恋another 第2話 新たなる青春の始まり 【シーゲルの恋愛青春小説】 もう一つの「初恋3」(共学高校編)
初恋another(初恋アナザー) 第2話 新たなる青春の始まり
【シーゲルの恋愛青春小説】 もう一つの「初恋3」(共学高校編)
※この物語はフィクションです。
(80年代前半を時代背景にした物語です)
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僕は…三浦信之…高校1年生…
「ねぇ~ノブくん!(笑顔)
良かったらこのあと…
駅前のハンバーガー屋で…お茶して帰らない…??(笑顔)」(富永優衣)
ヒガシ高(東浜高校)に入学して2日目…
放課後の掃除当番の作業が終わると…
同じクラスで…同じ班で…隣同士の席になった…
「富永優衣」と…その友人「井沢亜紀」に…お茶に誘われた…
「僕も…いきたい…(オカマっぽく)」(オカマのマコちゃん)
「ああ~ゴメンね~
今日はこの後、地元の中学の友達たちと…
部活の申し込みと練習の見学に行くんだ…」(僕:信之)
「部活??
何部に入るの…??」(富永優衣)
「ラグビー部だよ…(笑顔)」(僕)
「えっ??ラグビー部…??(驚)」(井沢亜紀、マコちゃん)
「ちょっと…カッコイイな~って思うけど…
ウチの学校のラグビー部って…
強いとかって…聞いたことないし…(弱いと思っている)
それに…ラグビー部じゃ…
ゴツくなりすぎて…
プロレスラーみたいな体になって…
ゴリラ男みたいになっちゃうんじゃないの…??(笑&心配)」(富永優衣)
「はははは…(笑&苦笑)」(僕)
「部活も…青春って感じで…イイけどさ~
ワタシ…実は…今まで…
男の子の友達とかって…全然いなかったからさ…
せっかく…高校に入って…
ノブくんみたいな男の子と…
お友達同士になれたんだからさ…
もっと…色々、お話して…
学校帰りに…ハンバーガー屋でお茶して帰るのも…
ありきたりだけど…
これもまた…青春なんじゃないかな~って思うし…(イジイジ&ブツブツ)」(富永優衣)
「うん。わかったよ…(笑)
今度は、必ず付き合うよ…(笑)」(僕)
「ホント~(嬉)
約束よ!絶対に約束よ~!(嬉)」(富永優衣)
「わかった…わかった…(笑&汗)」(僕)
「じゃ~今日は…みんなで…
ラグビー部に見学に行く…ノブくんたちを…
見学に行きましょう~!(笑)」(富永優衣)
「は~い~!(喜)」(井沢亜紀、マコちゃん)
「はははは…(笑&苦笑)」(僕)
僕は…一瞬、「富永優衣」が…
僕のこと…興味があるのかなぁ…って思ったけど…
「男の子」の友達と…
ハンバーガー屋で…お茶して帰るのが…
「富永優衣」の当面の…「青春目標」らしい…(笑)
なーんて…思っていると…
僕の視界に…突然…
大きな「虎の目」が現れた…。
「………!!!!!(驚)」(僕)
「掃除…終わったんなら…もう帰るぞ…(ジロってみつめる)」(カオリ)
「ああ…お疲れさん…また明日…(緊張)」(僕)
「じゃ~な…(ジロってみつめる)」(カオリ)
「あ…ああ~じゃ~ね~…(緊張)」(僕)
そう言って…カオリは…
僕のことを…横目で…ジロって睨んだ後に…
片手で持ったカバンを…背中に回して…
ちょっと生意気そーに…
校内履きの足音を…スタスタと鳴らしながら…
足早に教室を出ていった…。
「ふ~………(緊張がほどける)」(僕ら)
「どーも…ワタシ…
あの子は…苦手だわ…(緊張がほどける)」(富永優衣)
「ワタシも…(緊張)」(井沢亜紀)
「ぜったい…大物だよね…あの子…(緊張がほどける)」(オカマのマコちゃん)
その後、僕らは…
教室を出て…校舎の入り口にある下駄箱に行くと…
僕の中学の時からの友人…
ヤス、マルちゃん、石川、太っちょ山崎、シンちゃん、
それに…西尾さんとマサコの…7人が…僕を待っていた…
「ノブ~!!おせーぞ~!!(叫)」(マルちゃん)
「!!!!!(驚&ビビる)」(富永優衣、井沢亜紀、マコちゃん)
マルちゃんや石川、太っちょ山崎や、マサコなど…
元不良生徒?らとの…初対面だった…
富永優衣、井沢亜紀、マコちゃんは…
マルちゃんらを…見て…ビビっている…
「ゴメン!ゴメン!(笑)」(僕)
「ちょっと!誰なのよ~??!!
この子たち…??!!(怒)」(西尾さん)
「!!!!!(驚&ビビる)」(富永優衣、井沢亜紀、マコちゃん)
僕と西尾さんは…
中3の時に…別れた…。
今、西尾さんは…
ヤスとくっ付こう(付き合おう)として…
中3の春休みくらいの時から…くっ付いているんだけど…
高校に入ってからのヤスは…
中学の時のような…
番格の不良生徒たちから目を付けられるようなことも無くなり…
平和で…自由な世界に…解き放たれると…
「女好き?」に目覚め…
「女好き?」開花してしまったようで…
目立って…女性関係が目立つようになってきた…。
朝は…「西尾さん」と…いちゃつきながら登校し…
クラスでは…同じクラスの「ヤスの追っかけ??」2名と…
一緒にいて…いちゃついている…
だから…まだ高校に入って2日しかたっていないのに…
西尾さんは…ヤスに愛想を尽かし始めている…
そんな西尾さんでも…
「前の男(僕)」に群がる…新しい女子の出現に…
ちょっと嫉妬してしまったようだ…
もしかしたら…僕と別れたことを…少し後悔し始めているのかも…??
「ああ~この子たちは…
僕のクラスメイトだよ…(笑)
それから…
これが…僕の中学時代の友達…。
みんな…ヒガシ高(高校)の生徒で…同級生ってワケだから…
仲良くしてくれよな~(笑顔)」(僕)
「う~い~(笑顔)」(マルちゃんら、僕の中学の友達)
「は…い…(ビビる)」(富永優衣、井沢亜紀、マコちゃん)
僕らは…校舎の裏側にある…
ゴールポストが立った…
ラグビー部のグランドに行くと…
サッカー部と…グランドを半分づづ使って…
練習が始まっていた…。
「おお~けっこう気合入ってるねぇ~(驚)
もっと…テキトーなのかと思ったら…
マジメに練習やってるわ…(笑)」(マルちゃん)
僕らがグランドに姿を現すと…
スグに…ラグビー部の美少女マネージャー「山口加代子」が…
僕ら気付いて…駆け寄って来た…。
「おお~!!来たな!!若人!!(笑&驚)
待ってたぞ~!!
期待の大型新人たち~!!(笑&喜)」(マネージャー山口加代子)
「期待の…大型新人たち…??(嬉&喜)」(僕ら)
ラグビー部の美少女マネージャー「山口加代子」は…
男世界にいるせいだろうか??
見かけの美少女ぶりとは異なり…
ちょっと…男勝りな感じで…男っぽい口調で話をする…
それに…
おだてて…乗せるのが…上手かった…(笑)
「キミたち…入部届けは…書いて来ただろうな~??」(マネージャー山口加代子)
「はい…一応…」(僕ら)
「よし!じゃ~体操着に着替えて…さっそく練習よ!!(笑顔)」(マネージャー山口加代子)
「えっ??もう…練習するんですか…??(驚)」(僕ら)
「あったりまえじゃないの~!!(笑)
今月(4月)の20日から…春期大会(新人戦)が始まるのよ!!
今日から練習すれば…
キミらのうち何人かは…
20日の一回戦にレギュラーで…
公式戦(試合)に出れるかも知れないのよ!!(笑)」(マネージャー山口加代子)
「ええ~!!!(驚)」(僕ら)
「ラグビーは…15人でやるスポーツ…
今、うちの部員は…
3年生が…5人…2年生が…7人の…
12人しか部員がいないから…
キミらのうち…3人は…レギュラー確実なのよ!!(笑)」(マネージャー山口加代子)
「えええええ~!!!!!(驚)」(僕ら)
何か…キツネにつままれているような話だったが…
部員は…本当に…12人しかいないし…
今までずっと…落ちこぼれの人生を歩んできた僕らにとって…
「レギュラー選手」っていう響きは…
何か…夜明けの朝日を浴びているような…
新たなる「始まり」を…感じずにはいられない…
嬉しい…響きだった…。
そして…僕らは…
スポーツ(部活)に…恋に…友達に…
高校生活での…
「新たなる青春」が…始まっていくのであった…。
(つづく)
※この物語は…80年代前半ごろを時代背景にしたフィクションです!!