初恋1.5 第１８話 Ｂ組連合 【シーゲルの青春小説】 中学生時代編（前編）
初恋1.5 第１８話 Ｂ組連合
【シーゲルの青春小説】 中学生時代編（前編）
※この物語はフィクションです。
（80年代前半を時代背景にした物語です）
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【この回のイメージ曲♪（その１）】
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僕は…三浦信之…中学２年生…。
僕は…三浦信之…中学２年生…。
中２の春から夏にかけて…
野球部を辞めて…喫煙所デビューをして、
野球部を辞めて…喫煙所デビューをして、
クラスメイトなどの一般生（帰宅部）と遊ぶようになったのだが…
「遊ぶ」と言っても…特にすることはない…
僕の家に…
野球部時代からの友達「ケンケン」が、
「トコさん」を連れて遊びに来て…
僕の部屋は、ベットなので…
男３人となるいっぱいになるから、
「タンクン」の家に行く…
「タンクン」の家には…
「ナカトー」がいつも遊びに来ている。
「タンクン」の部屋は、
布団でいつもたたんで押入れにしまってあるし、
８畳の部屋なので…５～６人は集まって…
レコードを聴いたり、週刊マンガなどを読んだりしていた。
「タンクン」は、当時の人気アイドル「ヨシエ」のファンで、
彼女のポスターが部屋に貼ってあって…
彼女のレコードなどが流れている。
部屋にいて…つまならくなると…
近所の大きな駐車場の隣にある「公園」に行く…。
この公園の近くには、
「タンクン」の小学校時代の仲間、
「サスケ」が住んでいるマンションがあって…
ここに行くと、公園から見えるマンションに大声で…
「サスケ～！」て呼ぶと…
「サスケ」と同じアンションの友達、
「ペヤング」と「ヨシオ」、そして「富岡」が遊びに来ている。
公園にいれば…
同じ小学校の地域なので…
「アキツン」や「ミッチョン」、
「親衛隊」や、「コウジ」…
親友「ヤス」や、
「イモ男」や…現れることがある。
それに…
僕らがココにいると…
「グージ」、「川村」、「高崎」の同じ塾仲間や、
隣の小学校で「番格」の不良グループの
「マルちゃん（丸山）」や「石川」が…
わざわざ自転車に乗って…
僕らの方（僕らの小学校の地域）まで遊びに来る。
他にも「ゴトー君」や「マツヤ」とかも…
僕らが…いつもこの「公園」にいることを知っているから…
この公園にくれば…誰かいるだろうって…暗黙の集合場所みたいなモノだった。
僕の友達で…「ケンケン」、「トコさん」…
「タンクン」と「サスケ」の友達で…「サスケ」、「ペヤング」、「ヨシオ」、「ナカトー」、「富岡」
「ヤス」と、「グージ」の友達で…「川村」、「高崎」、「コウジ」、
「アキツン」と「ミッチョン」、「ゴトー君」…
「マルちゃん」と「石川」…
などなど…
って感じで…
僕の友人がらみで…
友人が友人を連れて来て…
2～3人の友人グループの…
「小さな連合体」が…いくつも集まって来て…
スグに多人数のグループになった…。
これは、僕が野球部を辞める前は、
単体の２～３人の友達グループだったのが…
僕が野球部を辞めて…友達と遊ぶ機会が出来たので…
僕を通じて…大きな「連合帯」になった。
もちろん他のクラスの友達もいるけど…
僕らは…
「Ｂ組連合」…
と呼ばれるよーになった。
「マルちゃん」が「頭」はっている…
僕のクラス「２年Ｂ組」から取ったニックネームだ。
たとえば、「マルちゃん」の小学校の地域に…
僕らが集まっていくと…
その隣の小学校卒の連中は…
僕らのこの仲間グループのことを…
「あ…またＢ組のヤツラだ…」と…
それも…いつも10人～20人くらいの大勢で…
僕らがたむろしていたので…
それを観て…誰かが…
僕らを…「Ｂ組連合」なんて言ったから…
いつの間にか…
「Ｂ組連合」って言い方が定着してしまったんだ。
その僕ら…「Ｂ組連合」は…
公園でミニサッカーをやったり、バスケをやったり…
ただしゃべって、たまっているだけだが…
時々、タバコ吸ったり…
「サスケ」の兄貴や、
同じ小学校の中３や高校生などの「先輩」が…
女連れでやってきたり…
「バイク」でやってきたりしていたので…
近所の人からは、
「暴走族」や「不良生徒」がたむろしている…
なんで言われ方をしていた…
それに…
「アキツン」や「ミッチョン」が…
「大きなラジカセ」を持ってきて…
洋楽のロックや、ディスコ・ミュージックなんかを…
大音量でかけていたり…
「マルちゃん」や「石川」の番格が…
私服なのに…ボンタン（太い学生ズボン）履いて…
赤茶色くなったパーマ頭に…
真っ赤なシャツを着てきたり…と…
見るからに…
「ツッパリ・ファッション」で来るでしょ。
だから…別にそれほど悪いことしているワケじゃないけど…。
あの公園に行くと…
「不良どもがたまっている…」
なーんて近所でウワサされたりして…
小さな子供たちは、僕らのこと気にしないで遊んでいるけど…
その親が僕らを目のかたきにして…
汚いものを観るような…スゴイ…イヤな顔をされることもあった。
たまに…
「警察」に通報されて…
警官が僕らを「職質」に来たこともあったよ。
まぁ～「タバコ」はマズいけど…
あとは何も悪さしてはいないから…
公園で話したり、ミニ・サッカーなどをしている僕らを…
警官は、特に注意するわけでもなく…。
声をかけただけで帰っていく…（注意しようが無い…）
僕ら…「Ｂ組連合」は…
一応、「マルちゃん」が「頭」（代表）ってことで…
（まぁ～クラスの頭だし…。）
実質のリーダーが「タンクン」で…
民主主義的な合議制の議会の「議長」みたいな感じなんだけど…。
その「連合」帯の各チームに全部顔が利く…
僕が「顔役」で…
「幹事長」的な存在なのだから…
「Ｂ組連合」の…「本当のリーダー」は…
「マルちゃん」でもなく…「タンクン」でもなく…。
「僕」って…ウワサされていた。
そのウワサの出とこは…
「副番（ヤナギくん）」らしいんだけど…。
そのウワサを聴いて…
不快な思いしているヤツがいた…。
一人は、同じ「Ｂ組」の…
もう一つの「番格の不良グループ」で…
「マルちゃん」とは対立関係にある…
ギャンブル好きな「カズ」と、その側近「犬」だった。
もう一人は、Ａ組の番格グループで、
「白熊（クマ）」といつも一緒にいる…
僕のことを異常なほど「ライバル視」する…
顔はイイけど…性格悪い…
毎度お馴染み「イイ男（イイオ）」だった。
この二人のせいで…
僕や僕の友人たちのグループ…
「Ｂ組連合」に…
トラブルが起こるよーになる。
その話は、次回から…ってことで！☆
